格安スマホがデータ通信でキャリアに劣ると言われる理由

ネット品質と容量制限

 

スマホと手

携帯電話は従来のフューチャーフォンからスマートフォンに移行した事で、電話よりも、ネット回線の利用の割合が大幅に増えたと言われています。

 

スマホを選ぶ際は、ネットの品質や容量の制限は最も重要な項目とも言えるようになり、格安スマホの場合も同様の事が言えます。

 

格安スマホのネット品質とデータ容量の制限について、ご紹介いたします。

 

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格安スマホのネット品質

 

LTEの品質は大手キャリアに比べて落ちる場合も

格安スマホでは通信プランで3G回線とLTE(4G)回線を選ぶ事ができます。

 

3G回線を利用した場合、電波が入る範囲も高く、LTEに比べて遅いながらも安定して利用する事ができます。
ゲームや動画の閲覧・無料通話アプリなどをあまり利用しない人であれば3G回線でも充分な内容だと言えます。

 

しかし、最近話題を読んでいるLTEプランを格安スマホで利用する場合は若干の注意が必要です。
大手キャリアのLTEプランに比べて安定性に欠ける部分が出てくる事が多いからです。

 

「大手キャリアと同じ回線を利用しているのに、なぜ格安スマホのネット品質は落ちるのか?」

 

それは格安スマホを運営するMVNOと電波を提供する大手キャリアのMVOとの間で契約が問題となっています。
業界用語でこの問題を表現すると、格安スマホは「ベストエフォート型サービス」を利用しているからです。

 

分かりやすく言うと、格安スマホは大手キャリアの通信回線を全て共同で自由に使える訳ではなく、MVNOと大手キャリアのMNOの通信回線の中で利用できる枠が限られているのです。

 

ベストエフォート型サービスの場合、「回線の速度は必要に応じて最大限活用できるけど、品質と速度は保証するわけではない。」といった記載もされている事が多いです。

 

これは通信回線を使える枠が格安スマホは限られているので、一般的なLTEの最大2000kbpsという速度の場合、回線の空きがあれば最大の200kbps出せますが、同時接続しているユーザーが多数いた場合は、通信枠を分け合う形となるので、大きく速度が落ちる場合があるというものです。

 

 

格安スマホのネット品質は今後改善される可能性と悪化する可能性の両方がある

格安スマホは現状では、利用ユーザーも少なく、データ容量の制限がある事も多い事から動画を閲覧するなど、常時アクティブにスマートフォンを利用するユーザーは少ないです。

 

LTEプランが導入されてからは、一回のデータ通信の時間も短縮されているので、「LTEなのに3G回線よりも遅い。」となる事はあまりありません。大手キャリアと比べれば劣っているのは事実ですが、実用面では充分な通信枠を確保できている所が多くなっています。

 

 

しかし、今後はどうなるか分からないのが現状です。

 

現在ではネット品質よりも価格を重視したサービス競争が起こっています。
新規参入の格安スマホでは、データ通信枠を少なくする事でコストカットを図っている所も多く、安定性という面では格安スマホの中でも、古参や大手がオススメと言えます。

 

この先、格安スマホが普及して利用者が増えれば、通信枠を分け合う仲間が増える事となり、MVNOがMVOと行う契約内容を改善しないと、ネット品質は落ちる事となります。

 

ただ、全体的には格安スマホ登場当初は採用されていなかったLTE契約も一般的になるなど、サービス競争も行われていて、今後、ネットの安定性を追求したサービス改善が行われ、より安定したネット品質を確保できるようになる可能性もあります

 

現時点のこうした格安スマホの環境を踏まえれば、LTE契約をするのであれば、最安値水準の料金設定をしている所よりも、多少値段が高くても、大手サービスを利用していた方が無難だと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

データ容量の制限とは?

 

最近では、大手キャリアにも同じ事が言え、かけ放題プランなどでも細かく設定されていますが、スマホのデータ通信には容量制限があります。なぜこのような制限をかけているかは、格安スマホに関しては前項で「大手キャリアから通信枠を借りている都合がある。」と紹介しています。

 

ではなぜ、大手キャリアが制限をかけているかというと、大手キャリアも自社の回線で全てのユーザーからアクティブにネット回線を利用されてしまうと、キャパオーバーとなるのです。

 

これはスマホが予想を上回る勢いで普及した事が背景にあり、現在の通信回線では、全スマホユーザーが一斉に利用するとパンクしてしまいます。分かりやすい例を挙げれば、毎年、年越しをした直後は、みんな一斉に新年の挨拶を電話やメールでする人が多く、回線がパンク状態となります。

 

こうしたパンク状態になるのを避ける為に、データ容量を制限して、アクティブに利用するユーザーを減らしているのです。

 

格安スマホの場合は、通信枠が大手キャリアよりも少なく、またコストカットに注力している事から、データ制限が厳しい設定を多く揃えている所が多いです。少ない所では月1GBからとなっていて、多い所でも相場は5GBとなっています。

 

最近では、更に大容量のデータ容量のプランや制限なしのプランも登場していますが、そうした所は制限がかからなくても、MVNOが借りている通信枠自体が少なく、満足のいく速度が出なかったり、月額5千円以上など、格安スマホの中では高めの料金設定となっている事が多いです。

 

現時点では、格安スマホの場合、データ容量の制限が厳しい所の方が、通信速度の安定性自体は高いケースが多く、無理にデータ容量が多い所で選ぶのではなく、しっかりと自分の利用量を見極めて、効率的なプランを探す事がオススメとなっています。